今回は札幌ネタになりますため、ちょっとローカルなお話になります。
札幌はJR稲積駅から少し歩くところにある、ローカルなお店「中華料理 チーナ」さん。駅から徒歩のアクセスはちょっと距離がありますが、車をお持ちの方は分かりやすいかと思います。ずっと気になっていましたが、中華が恋しいこのごろ、やっと思い腰をあげていってみることにしました。
ランチに伺いました。比較的広めの店内。お客さんは少なく、コロナ禍でも安心して食事ができます。店員さんは一人です。フレンドリーに対応していただけますよ。
ランチの定食メニューがいくつかあります。ラーメン、焼きそば、そして定番の定食セット。どれも美味しそうなんですが、中華を欲していた私は、酸辣湯麺にしようか迷ったものの、担々麺にしました。いつもは麺物だけしか頼みませんが、今回は特別焼き餃子も。台北で一時期ほぼ毎日食べていた餃子が恋しくなって、ついつい・・・。単品メニューは、ランチ定食よりも少し時間がかかるとのことでしたが、時間は全然気になりませんでした。まぁ急いでいるわけじゃないし・・・。
ところで、担々麺って、日本の中華料理やさんにはよくありますが、台北ではほとんど見かけませんでした。それもそのはず、もともと四川から来たものです。しかも辛いのがオリジナル。
上品な胡麻の香りが食欲をそそる担々麺
さて、まずは担々麺が到着。到着と同時に胡麻の香りがとってもいい。担々麺って、胡麻系のスープのものと、辛さメインの赤いスープがありますが、こちらはしっかりとした胡麻系スープ。とにかく香りがいい~。
数分遅れて焼き餃子がやってきました。こちらもかっこいいですね~。皮の感じがしっかりしています。きっと自分好みのヤツ。ワクワクします。
まずは担々麺から行きます。
スープ。香りが物語っているように、しっかりとした胡麻の味が口の中に広がります。しかしそれだけでなくスープのコクもあるんですよ。スープと練り胡麻のバランスがとても美味しく、飽きない。すぐに次の一口を急がせます。
ラー油は挿し色程度に使われており、辛すぎず。辛いのが好きな方は、テーブルに配置されているラー油を投入して調整可能です。私は辛いのが好きだけど、この胡麻の味のとりこになり、辛さで邪魔したくなかったです。次回は違う味わい方をするかもしれませんが、今回はこのままでちょうどよかった。
トッピングは白髪ネギ、肉味噌、チンゲン菜、そして粗くクラッシュされたナッツ。見た目のバランスもいいですね。チンゲン菜が一口サイズにカットされているのもうれしい。
麺は中太麺。しっかりとスープが絡んで美味しかったです。スープがしっかりした味なので、かなり食べ応えがありますね。しばらくしてもスープが温かいまま。これも魅力の一つです。
もちもち餃子は甘みのあるやさしい味
餃子は温かいうちにお食べください。大きさは女性でも一口で食べられるサイズ。まずは醤油、お酢で一気に味わいます。
口の中に入れた瞬間、皮の厚みにうれしくなりました。薄皮が好きな方はごめんなさい。ここのは少し厚みがあり、食べ応えのある餃子です。パリパリの羽根もありません。でもそれでいいんです。一時期ほぼ毎日のように食べていたもちもちの台湾の鍋貼(グォティエ)を思い出させる食感。私はこれが好きです。
餡は甘みがあります。豚肉からか、野菜からか・・・。たまねぎでも入ってるんでしょうか。にらの味はそれほどない。うれしいことに肉汁も!いいですね~。台北でおいしい餃子に出会ってから、日本ではほとんど食べなくなっていた餃子ですが、ここのは頼んでよかった~。
まとめ
札幌・稲積公園の「中華料理 チーナ」さんの中華は、日本人に食べやすい味付けではあるものの、どこか普通の町中華とは違う何かを感じます。料金は決して安くはありませんが、しっかりと作ってくれるシェフや丁寧な店員さんへの対価ですから、ちょうどいい価格帯だと思います。ただ、場所的に地元の人がターゲットとなるわけで、近所の人がどのくらい通っているかは興味がありますね。焼き餃子はオススメ。
中華料理 チーナ
北海道札幌市手稲区前田3条8-3-19
011-699-5527
定休日 月曜日、第3火曜日
(変更になる場合がございますので、ご確認ください。)
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